11月13日(木)・15日(土)の2日間にわたりソニーグループと角川大映スタジオが共同で開催する、バーチャルプロダクション(以下VP)業界の最前線を体感する祭典「Virtual Production Boost 2025」。セミナーとワークショップの詳細が決定しました。

DAY1ではサイバーエージェント、NHK、IMAGICAエンタテインメントメディアサービスなど、業界を牽引する豪華登壇者が集結。NHK大河ドラマにおけるバーチャルプロダクション活用の展望や、サイバーエージェントが独自に取り組むバーチャルプロダクション撮影や背景制作におけるAI活用の取り組みなど、品質と生産性を両立させるための実践ノウハウに迫ります。
DAY2では角川大映スタジオの「VIRTUAL PRODUCTION STUDIO シー・インフィニティ」でワークショップを実施。NHK 2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」の制作スタッフによる、リアル美術セットとバーチャル美術CGを融合させたバーチャルプロダクション撮影の実践的なワークショップを実施。実際に作品を担当した美術・技術スタッフが登壇して、バーチャルプロダクション撮影の制作舞台裏を解説します。

申込締切:11月12日(火)中
※参加申し込み者多数の場合は、お申込みを早めに締め切り、抽選いたします。

抽選結果発表 11月13日(水)を目途にご連絡いたします。

【DAY1】セミナー:2025年11月13日(木) 13:00‐19:10
 場所:ソニーPCL 本社オフィス2階

タイムテーブル詳細 
<RoundA>国内バーチャルプロダクションスタジオの今

時間 タイトル 講演内容 登壇者
13:00-13:30 VPスタジオ Overview 10月30日にバーチャルプロダクションスタジオを運営する企業が集い、実施する「VPスタジオ座談会」をもとに国内のバーチャルプロダクションスタジオの今をお伝えします。 小林 壯右
株式会社 角川大映スタジオ
スタジオセンター担当取締役

13:40-14:10 Digi-Cast HANEDA STUDIOってなに? 2026年4月稼働開始を目指すDigi-Cast HANEDA STUDIOの中身を説明させてください! 一足先に出来上がったLED棟の設備や、そのLEDに表示する為のデジタルのツールを隣りのProduction棟に集め、Link-ALLのコンセプトの説明させていただきます。 小谷 創 
株式会社クレッセント
代表取締役
14:20-14:50 サイバーエージェント流 品質と生産性を両立したバーチャルプロダクション運用法 サイバーエージェントが運営する「極AIお台場スタジオ」では、インターネット広告向けの多様な動画を短期間で制作しています。本講演では、撮影や背景制作におけるAI活用の取り組みなど、品質と生産性を両立させるための実践事例を紹介します。

下平 優
Cyber AI Productions / サイバーエージェント
プロデューサー

齋 裕幸
Cyber AI Productions / サイバーエージェント
VPスーパーバイザー

中澤 勤
Cyber AI Productions / サイバーエージェント
CGディレクター


<RoundB>国内外放送局のバーチャルプロダクション活用

時間 タイトル 講演内容 登壇者
15:10-15:40 バーチャルプロダクションに向けたソニーの最新テクノロジーおよび事例紹介
- ドイツ放送局でのマルチカムLIVEスイッチング、トータルテクノロジーによる映像制作事例 -
ソニーのバーチャルプロダクション関連の最新テクノロジーとしてカメラトラッキングシステム「OCELLUS」、移動体撮影システム「PXO AKIRA」などをご紹介、さらに最新ソリューションであるマルチカムLIVEスイッチングを使ったドイツ放送局での放送、及び上記最新テクノロジーによる映像制作の事例を映像とともにご覧いただけます。

野村 泰晴
ソニー株式会社
ニューコンテンツクリエイション事業部
VPテクノロジー&サービス事業部門
事業部門長

15:50-16:20 民放にバーチャルプロダクションがあると、こう使う!?~フジテレビVP活用の記録~ 2025年4月より社屋内のスタジオで運用を始めたLEDバーチャルプロダクション。運用開始から半年が経過し、様々な番組やイベントで使用、ノウハウや経験値を蓄積してきました。ハードルが高いと感じていたバーチャルプロダクションが社内にあることで、制作陣はどんな使い方をするのか。フジテレビのVP活用の記録をご紹介します。

前田 佑太
株式会社フジテレビジョン
主任

16:30-17:00 大河ドラマにおけるVP導入の展望 大河ドラマ「どうする家康」において、VPが本格導入されてから2年。当時を振り返りながら、取り組みの成果と今後の展望について考察していく。
アセットの拡充や多様な群像シーンの表現を可能にするシステム開発など、NHKでも映像制作フローの高度化は日々加速している。伝統的な職人技と最先端の映像技術が融合する中で、制作現場におけるVPの受け止め方の変化、そして今後の可能性について紹介する。
山田 崇臣
日本放送協会
映像デザイン部 部長

 

<RoundC>バーチャルプロダクション技術の最新活用事例

時間 タイトル 講演内容 登壇者
17:20-17:50 バーチャルプロダクション撮影でのカラーマネージメント技術の取り組み LEDウォールを使用したVP撮影についてまわる、LEDウォールやカメラアウト映像の色転びの調整に関して、そもそもなぜ色転びが発生するのか?それらの調整は世界的に見てカラーグレーディングで行うケースが多い中、Imagica EMSではカラーマネージメントで解決する取り組みを行っており、その解説を行います。 酒井 教援
株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス
バーチャルプロダクションスーパーバイザー
18:00-18:30 林響太朗×Vehicle Shooting「Anemoi」 制作の裏側 ソニーPCLのオリジナルコンテンツ「Anemoi」。
映像作家の林響太朗氏と共に「清澄白河BASE」のバーチャルプロダクションチームが制作しました。
本セッションでは、ソニーPCLのVehicle Shootingソリューションを駆使し、挑戦した様々なシーンを解説します。
林 響太朗
Drawing & Manual
映像作家・写真家

18:40-19:10 映画『TOKYOタクシー』におけるバーチャルプロダクション 11月21日に公開される山田洋次監督最新作の映画『TOKYOタクシー』は、タクシー運転手が一人のマダムを乗せたことから、運命が動いていく奇跡の一日の物語。本作ではタクシー車窓風景がLEDを使用して撮影された。本講演では、カメラマン、LEDシステム担当者、プロデューサーの視点から見た制作の裏側をお伝えします。 石塚 慶生
松竹株式会社
チーフプロデューサー
近森 眞史
カメラマン
樋口 純
東映株式会社 東京撮影所
バーチャルプロダクション部 プロデューサー

【DAY2】ワークショップ:20251115日(土) 13:0015:0016:00-18:00   

場所: 角川大映スタジオ シー・インフィニティ(Cスタジオ)

時間: Group A:13:00‐15:00/Group B:16:00-18:00

 

NHK 2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」のバーチャルプロダクション撮影シーンを再現!制作スタッフがリアル×バーチャルの融合の裏側を解説。


提供 NHK

■概要

2023年「どうする家康」をはじめ、日本国内でも映像制作現場に積極的にバーチャルプロダクションを導入しているNHK。2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」でも連続テレビ小説で初めてバーチャルプロダクションを用いて空襲による焼け野原でのシーンを撮影している。今回はその担当スタッフである、美術の伊達美貴子氏、技術の久野裕大氏、VFXの井藤良幸氏を招き、スタジオに一部再現された美術セットとバーチャル背景をもとに各セクションの視点からバーチャルプロダクションをどう捉え、映像表現に取り組んだのかに迫ります。

描きたい映像シーンの美術デザインを起点に、リアル美術セットとバーチャル美術CGをどのように設計・制作したか、LEDを背景にどのような撮影・照明で画作りをしたかなど、バーチャルプロダクションをワークフローに取り入れる上で必要となるポイントを中心に解説します。

 

 


日時 11月13日(木)、11月15日(土)  
会場
11月13日(木)
ソニーPCL株式会社 本社オフィス
東京都港区港南1-7-18 A-PLACE品川東

11月15日(土)
角川大映スタジオ VIRTUAL PRODUCTION STUDIO シー・インフィニティ
東京都調布市多摩川 6-1-1
参加費
定員
対象 映像クリエイター・映像制作関連会社にお勤めの方
主催 「Virtual Production Boost 2025」実行委員会
(ソニーグループ株式会社/株式会社角川大映スタジオ)
共催
協賛
内容
備考

お問い合わせ

「Virtual Production Boost 2025」実行委員会事務局(ソニーPCL株式会社)
pcl-ml-event_mk@sony.com